もうセルフなんてしないなんて 言わないよ絶対。

はい、そうです

今日は、市販のカラーのお話です

「やっぱ市販カラーって傷むんですかぁ!?」

たまに聞かれますね

結論から言うと、そうでもないです

「オッケー!じゃあ、家で染めます!」

しゅーりょー、この話シューリョー

まあまあ待ちねぇって

いいかい?話ってのは最後まで聞くもんだ

成分的には、さほど変わらないが…

最近は魅力的に見える市販品のカラーが山ほどあります

スウィーツみたいな名前なやーつとか

ドンキにプロ仕様のカラー売ってたって聞いて行ってみましたが

さすがに無かったです

(さすがに撤去されたかな)

とはいえ美容コーナー恐るべし!

なラインナップでした

はい、まずここでいうカラーというのはアルカリカラー

マニキュアや、カラートリートメントなどを除いたもの

いわゆるカラーといえばのアレで、少しでも明るくする事の出来るカラーの話です

さて、そのカラーの薬剤は1剤と2剤に分かれています

主な成分として1剤に酸化染料、2剤に過酸化水素

(ザックリよ?)

それを混ぜる事で反応が始まり、髪の毛を明るくしつつ色を入れる事が出来るわけです

↑1剤と

↑2剤を入れて

シェイクシェイクブギーな

よく混ぜて完成な訳です

お互いの方向が違うので、混ぜた状態での販売はできません

(ガスで出るフォームタイプは中で分かれてるのかな)

棚に並んでいる間に、この世で最も使えないクリームに成り下がってしまいますからね

効果も時間と共に落ちて行きますので、ある程度で塗り終えなければなりませんし

残った薬の次回持ち越しもできません

ここまで美容室も市販も同じです

強いて言うなら、若干市販カラーの方がパワーが強いかなというくらい

染まらないとクレームになりますから

ただ、そこまで違いのないくらいのレベルだと考えています

じゃあ、同じなんじゃあないか

ますます、何がダメなのか分からなくなりましたね

結論言いたい、早く言いたい〜♪

ダメージ的観点からのセルフカラーのデメリットは4つ

1. 過酸化水素(2剤)のパワーコントロールが出来ない

2.美容師との塗布技術の差

3.適正な放置時間を取れない

4.そもそも量が少なめ

こんな感じです

分けましたが、この4つは何となく連動しています

美容室の2剤には、有効成分濃度に種類があります

染髪に使っていいMAXの濃度は日本では6%

一般的に髪を明るくする場合、根元に生えてきた毛とかに使いますね

この濃度は国によって違いますし、日本でも用途によってソレは異なります

薬局に売っている過酸化水素水を…

ゲホゲホッ!

忘れてください、昭和のヤンキーじゃあないんだ

6%に加えて、明るくする必要はないけど色は入れたい場合

前に染めた色が抜けてきちゃった〜、って所

そこにはパワーを落として、3%とか1.5%とかを使います

若干だけ明るくなったり、ほぼ色入れのみだったりと

ここの数字は美容師によって好みあります

市販のカラーはおそらく6%が使われています(明るくなりますからね)

ただ、箱の中には6%の薬剤1セットしか入ってません

ん?

と言うことは?

多くの方の家での塗り方は、髪の毛全体につけて付属のクシで梳かす

泡カラーなんて便利なものもありますが、アレは頭全体アワアワになりますよね

わー、羊さんみたいでカワイイー

言うてる場合じゃないんですよ

髪全体に根元用の薬が付く

ん?

と言うことは?

美容師は大体、塗る時間が決まっていて放置時間もある程度決まっています

さらに見てみて良ければ流す、まだなら調整するなどの判断もできます

そして、美容室は髪を染める環境が整っています

家はどうでしょう

飛び散ったら嫌だから、そーっと慎重に〜

右側塗りづらいなぁ、後ろ見えないし〜

YouTube見てたらキリ悪くてもうこんな時間か〜

なんて事もありますよね

ん?

と言うことは?

毛量にもよりますが、美容室で使う薬の平均は

根元だけで、1剤と2剤それぞれ60g+60gの計120g

(ザックリよ?)

市販のカラーは大体同じくらいの量で、髪の毛全体を染める想定

足りないから、クシで伸ばすんです

グイグイ引っ張るんです

届け〜、隅々まで行き渡れ〜っつって

薬に加えて摩擦のダメージまでブーストされてしまいます

勘の鋭いアナタなら!

もうお分かりのハズ

ジャルジャルのコントくらい勘の鈍い方のためにまとめます

(カボチャのやつね)

◉美容師は(ちゃんとしてる方の)

・根元と毛先の薬剤を必要の応じて使い分けている

・塗布スピードが早い、塗る順番を考慮している

・確認して思った色になっていれば洗い流す、オーバータイムしない

・塗布量による発色の違いを理解しているので、適正量しっかり使う

◉市販品でセルフカラーする場合は

・ダメージのある所に必要以上のパワーを使うので、更なるダメージに繋がる

・慣れていないと塗布の時間がかかり、塗り始めと終わりの時間差のダメージが出てしまう

・保険かけてついつい長めに時間を置きがち

・1箱で済ますには少なすぎる量を補うためにダメージを伴う

こんな所でしょうか

結局それによって、色のムラができます

ダメージ+色のムラで余計に綺麗に見えなくなってしまうというわけ

毛先だけ緑っぽくなってたり、赤味がキツかったり

良い事ないです

ただ、先ほどの条件をクリアできるなら全然問題ないです

例えば、見える所だけ部分的に染める

器用な人(元美容師さんとか)に根元だけ染めてもらう

などです

あとは例外として、髪質がとても良い方(均一というべきか)

そんな方は、バーッと適当にやってもカラーサンプルの通り

超キレイに染まったりします

ほぼレアポケモンだと思ってください

そして、そんな長所を授けて頂いたことに感謝してください

(カラーサンプルは万全でやればあの通りになります)

(改ざんしたら詐欺になりますからね)

(万全でやれば…)

繰り返しますが、薬剤自体が粗悪なんて事はないです

言うて大手が出してますからね

ただ、物は一緒でもやりようによって結果は大きく変わる

もう一つだけ!

長くなったので、最後にもう一つだけ

就活などで黒染めする事もあるかと思いますが

黒くするだけでミス少なそうだから家でチャチャっとやろうか

したくない事に高いお金払うのイヤだし…

気持ちは分かるんですが、分かるんですが!

絶対やめてくださいね

『自分で黒染めするくらいなら、自分でブリーチした方がマシ!』

カレー味のナントカと…みたいな究極の選択ですが、そんなレベルです

本当に黒(赤味)が抜けない

先ほどの理由の塗布順番、放置時間、塗布ムラ

家で塗った工程や品番を詳細に覚えている奇特な方は少ないと思いますので

正直、出たとこ勝負をしてからのスタートになります

時間とダメージをしっかりかけて、補正して今日は終わり

そんな事もザラにあります

大昔、3回ブリーチしてもセルフ黒染めの赤が抜けず

イケイケのハーレーのタンクみたいになった事があります

(参照:ファイヤーパターンっていう)

余計に無駄なしたくない事が増えますから

黒染めセルフ、ダメ。ゼッタイ。

とは言え、仕方のない場合もあるかと思います

セルフでのカラー、(もちろんカットもですが)はよくよくお考えの上

マッキーの名曲に乗せて、少し思い留まって頂ければと思います

(ちゃんと歌い切ったら結局やっちゃうっていう)

ではまた

Alla prossima volta!

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